なぜ銀イオンで除菌・抗菌できるのですか?
銀イオンは抗菌性・安全性・安定持続性に大変優れた抗菌素材です。銀の抗菌メカニズムには、まだ完全な結論が得られていませんが、大きく分けて二つの有力な説が提唱されています。
1) 銀イオン説
溶液中の銀イオンが微生物の細胞膜から取り入れられ、細胞内にある酵素などのアミノ酸と結合して酵素の働きを失活させ、代謝機能が停止し細胞を死滅させます。また、DNAとの反応によりDNAの正常な複製ができなくなり、細胞分裂(増殖)の機能が停止し、細菌を死滅させるというものです。
2) 活性酸素説
溶液に高エネルギーの光が照射されると、銀イオンの触媒作用により活性酸素物質が発生します。これらの活性酸素物質の強力な酸化作用により、有機物を分解反応で核酸やタンパク質の酸化や変性をもたらし、機能阻害が生じ細菌を死滅させるというものです。